お役立ちコンテンツ

【急がば回れ】遺品整理の見積もりで失敗しない5つのコツ(プロ監修)

2024.02.28

・遺品整理を頼もうと思うけど、見積もりで失敗したくない

・損したくないし、悪質業者とのトラブルも回避したい!

・少しでも見積もりを安くするにはどうすればいいの?

こんな悩みにお答えします。

この記事を読むことで、遺品整理の見積もりを失敗せずに取る方法がわかります。さらに、悪徳業者による高額な請求やぼったくり被害も未然に防げます。

この記事でお伝えする内容は、

・遺品整理の見積もりで失敗しない5つのコツ

・遺品整理の見積もりで注意すべき5つのポイント

・遺品整理の見積もりを安くする3つのテクニック

・見積もり以外で、安心できる遺品整理業者の選び方

事前に対策しないと、業者の言いなりになってしまったり、悪徳業者に騙されたりしかねません。

これから遺品整理業者から見積もりを取ろうとしている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

【急がば回れ】遺品整理の見積もりで失敗しない5つのコツ(プロ監修)

「ササっと見積もりを取って、遺品整理を依頼しよう!」と考えている方ほど、ひと手間かけましょう。

というのも、少しの工夫で遺品整理の見積もりは失敗しなくなるからです。

具体的には、以下の5つのコツを実践しましょう。

2種類の見積もり方法を使い分ける

・費用の相場を知る

・料金の内訳を確認する

・スタッフの対応を観察する

・価格だけで判断しない

それでは順に解説します。

 

2種類の見積もり方法を使い分ける

見積もりの方法は、以下の2種類に分かれます。

・電話やメール(LINE

・出張見積もり

基本的に見積もりは無料でできますので、有料で行う業者は避けて問題ありません。

それぞれの特徴を解説します。

 

電話やメール(LINE)

対面せずに電話やメールで見積もりを取る方法です。遺品整理をする場所から遠方に住む人や、時間がない人におすすめの方法です。

メリットは、

・かんたんに見積もりを取れる

・すぐに料金がわかる

・手間がかからない

デメリットは、

・遺品整理に必要な情報をうまく伝えられないかもしれない

・最終的に料金が変動する恐れがある

・スタッフの顔がわからず、雰囲気をつかみにくい

 

出張見積もり

遺品整理する現場を見ながら見積もりしてもらえる、おすすめの方法です。見積もりの精度を上げるには事前に伝える情報が肝心ですので、電話やメールでうまく伝わらないときにも活用しましょう。

所要時間は、30分から1時間程度です。

メリットは、

・現場の状況をより見積もりに反映しやすい

・料金が変動しにくい

・スタッフの顔や雰囲気がわかる

デメリットは、

・手間と時間がかかる

・業者によっては有料サービス

 

費用の相場を知る

遺品整理を依頼すると、どれくらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。

悪意のある高額な請求を見抜くことにもつながるからです。

私たちオモイデに掲載する遺品整理業者の費用の相場は、下表のとおりです。

間取り 作業人数 作業時間 料金
1K・1R 1~2人 1~3時間 50,000円~80,000円
1DK・2K 2~3人 2~4時間 90,000円~120,000円
1LDK・2DK 2~5人 2~6時間 130,000円~160,000円
2LDK・3DK 3~7人 3~10時間 170,000円~200,000円
3LDK・4DK 4~8人 3~12時間 210,000円~240,000円
4LDK以上 4~10人 6~15時間 250,000円~

オプション費用は下表を参考にしてみてください。

作業内容 料金
エアコンの取り外し 無料~6,000円
車やバイクの回収・廃車手続きの代行 ・車:15,000円~

・バイク:8,000円~

遺品供養(合同供養は無料サービスで実施する業者が多い) 20,000円~
お焚き上げ 3,000円~
ハウスクリーニング 10,000円~
消臭・消毒作業 10,000円~
害虫駆除 10,000円~
原状回復リフォーム 要見積もり
家屋の解体 1坪20,000円~
特殊清掃 数万円~

とはいえ、以下のような依頼する内容や、作業現場の状況によって費用は大きく異なります。

【依頼内容】

・遺品や不用品の「量」や「種類」

・オプションの有無

・作業日程

【作業現場の状況】

・家屋のタイプ(戸建かマンションか)

・間取りや広さ

・庭はあるか

・駐車場はあるか

・ 家の周りは広いか狭いか

・マンションやアパートは高層階か低層階か

なるべく細かい情報を伝えて、見積もりに反映してもらいましょう。

 

料金の内訳を確認する

どの作業にどれくらいの費用がかかるのかを、見積もりの提示があれば説明してもらいましょう。

見積もりの主な内訳は以下のとおりです。

費目 内容
人件費 何人で作業するか
出張費 交通費など
運搬費 トラックの手配料金など
処分費 粗大ゴミの処分費用や、家電4品目のリサイクル料金など
オプション費 遺品の供養、特殊清掃など

特に、「〇〇費 一式」などの曖昧な書き方にご注意ください。追加料金や高額な料金を請求される原因につがなるからです。

 

スタッフの対応を観察する

見積もりしてもらうときは、スタッフの対応をしっかり観察しましょう。

スタッフの対応を観察すれば、サービス品質がわかるからです。また、悪徳業者を見分けることにもつながります。

観察するポイントは以下のとおりです。

・質問に対する回答の速さ

・説明の親切さ・丁寧さ

・身だしなみ

・言葉遣い

・態度

特に、出張見積もりはスタッフの対応を観察しやすいのでおすすめです。

 

価格だけで判断しない

安さだけで決めるのは危険です。

なぜなら、通常よりも安くできるにはワケがあるからです。

通常かかる費用を無理やり安くする業者に頼んだ結果、以下のようなことも。

・ゴミの処理が適切に行なわれていなかった

・外注スタッフばかりで対応がチグハグだった

・家に来たスタッフが外国人労働者で、コミュニケーションがうまく取れず不安な気持ちになった

もちろん費用が安いに越したことはありませんが、

・スタッフの対応

・業者の実績

・お客様の声

などの価格以外の要素もしっかり検討し、安心して依頼できるかを総合的に判断しましょう。

 

遺品整理の見積もりで注意すべき5つのポイント

遺品整理業者から提示される見積もりでは、以下の5つのポイントを確認しましょう。

・責任者の印鑑があるか

・勧誘がしつこくないか

・追加料金の説明があるか

・書面を残そうとする意思があるか

・残すべき遺品の目線合わせがあるか

これらに注意することで、トラブルを防止できます。

ひとつずつ解説しますので、チェックしておきましょう。

 

責任者の印鑑があるか

信頼できる業者であれば、見積もりに責任者印がきちんと押されているからです。

何かあったときは責任者にスムーズに相談できます。責任が誰にあるかわからない見積もりには気をつけましょう。

 

勧誘がしつこくないか

セールスがしつこい業者は自分たちの利益を優先しており、お客様に寄り添った対応が期待できないからです。

以下のような業者はキッパリ断り、必要に応じて警察への通報や消費者センターへの相談も検討しましょう。

・しつこく契約を迫る

・巧みなトークで勧誘する

・断ってもなかなか帰ろうとしない

 

追加料金の説明があるか

以下のような追加料金について、必ず見積もり段階で確認しておきましょう。

・オプション料金

・キャンセル料金

・作業に伴う料金

想定外の出費や、請求トラブルを防げるからです。

オプションにはさまざまな種類がありますが、不要なオプションは断り、必要なオプションはきちんと説明を受けたうえで明細に書かれているか確認しましょう。

キャンセル料金については、発生の有無と、発生する場合はどんな条件かを確認しておきましょう。

作業に伴う料金とは、遺品に危険物が含まれていたり、家屋の形状などで特殊な搬出が必要になったりした場合にやむを得ず発生する料金です。信頼できる業者であれば見積もり段階で説明するのが一般的です。

 

書面を残そうとする意思があるか

書面を残さないのは、トラブルになったときに証拠が残らないようにするためです。

書面がきちんと発行されないと、言った言わないの水掛け論に発展しかねません。トラブルに巻き込まれたときに、訴えようにも根拠に欠けてしまいます。

トラブルを防止するためにも、きちんと書面は出してもらいましょう。

 

残すべき遺品の目線合わせがあるか

残しておきたい遺品を勝手に捨てられるリスクを回避できるからです。

たとえば、以下のように業者には不用品に思えても、遺族にとっては大事なものがあります。

・使い古した衣服

・汚れが目立つぬいぐるみ

・使ってなさそうな財布

思い入れがあるなど捨てられない理由があるからこそ、状態が悪くなっても保管しているケースもあるでしょう。しかし、処分されてしまうといくらクレームを入れても戻ってくることはありません。

必ず「残すもの」と「処分するもの」の目線合わせをしておきましょう。

 

遺品整理の見積もりを安くする3つのテクニック

遺品整理の費用を安くするには、少しの手間と時間が必要です。

具体的なテクニックは3つあり、

・相見積もりをとる

・処分量を減らす

・買取サービスやフリマアプリを使う

誰でもできる手法ですので、参考にしてみてください。

 

相見積もりを取る

相見積もりが必要な理由は、以下の3つです。

・料金の安い業者を選べるから

・スタッフの対応を比較できるから

・悪徳業者の存在に気づけるから

見積もりによっては50万円の差があったケースもありますので、少なくても2〜3社、理想は35社から見積もりを取って比べましょう。

スタッフの対応を比較できますし、悪徳業者を選ばないためにも効果的です。

 

処分量を減らす

そもそも不用品の処分は、人に頼むと人件費や手数料がかかります。ですので、自分たちで処分量を減らしておきましょう。

たとえば、

・燃えるゴミや資源ごみは、自治体の回収スケジュールに合わせて無料で処分しておく

・粗大ゴミは自治体の回収サービスや処理場へ持ち込んで、安い自治体の料金で処分しておく

・家電4品目は自治体が指定する場所へ持ち込み、リサイクル料金のみで処分しておく

このようにできる範囲で自分たちで処分しておくと、業者に依頼する作業量が減り、コストを削減できます。

 

買取サービスやフリマアプリを使う

不用品として売れれば、遺品整理にかかる費用と相殺して安くできます。

ジュエリーなどの高価なアクセサリーは買取専門店へ、幅広く買取してもらうにはリサイクルショップが向いています。

「メルカリ」や「ヤフオク!」などのフリマアプリもおすすめです。リサイクルショップや買取専門店では買取されない遺品が売れることがあるからです。

とはいえ、「いずれも手間と時間がかかりそうだし、他に良い方法はないの?」と感じる方は、買取サービスをしている遺品整理業者を選びましょう。

遺品整理と同時に買取してもらえますので、遺品整理をスムーズに進められます。遺品査定士が在籍している遺品整理業者を選べば、より安心して査定してもらえますよ。

 

【見積もり以外で】安心できる遺品整理業者の選び方

安心できる業者を選ぶには、多角的な視点で判断することをおすすめします。

具体的には、以下の方法を合わせて行いましょう。

・会社の情報を調べる

・必要な許可があるかを確認する

・遺品整理士がいる業者を選ぶ

安心できない業者の特徴を知るもの効果的ですので、こちらの記事も合わせてどうぞ。

>> 【トラブルを事前に防ぐ!】遺品整理でやばい業者の5つの特徴と対策

では、順番に解説します。

 

会社の情報を調べる

安心感を高めるには、信ぴょう性の高い情報を集めることが重要です。

会社のホームページなどを検索して、以下のような情報を調べましょう。

・会社概要

・営業年数

・作業実績

・お客様の声

他にはSNSや口コミサイトでの情報収集もおすすめです。

 

必要な許可があるかを確認する

無許可での営業は違法だからです。

許可が必要なものは、以下の3つです。

・家庭から出るゴミの回収・処分には「一般廃棄物収集運搬業許可」

・産業廃棄物を処理するには「産業廃棄物収集運搬業許可」

・中古品として遺品の買取サービスをするには「古物商許可証」

ただし、一般廃棄物収集運搬業許可はなくても、許可のある業者と委託・連携できていれば問題ありません。

きちんと許可を取って営業している業者を選びましょう。

 

遺品整理士がいるか

法律に従ったゴミの処理や、遺品の取り扱いについての専門的な知識を持っているからです。

遺品整理士とは、遺品整理士認定協会が認める民間資格を指します。

遺品整理士が信頼に値する理由は、

・遺品整理士認定協会は業界の悪い風潮を断ち切り、健全化をはかる目的で運営されているから

・遺品整理士になるには費用を払って受講し、ふさわしいと判断された方のみ取得できるから

・信頼を損ねる行為をした者は資格を剥奪されるなど、きちんと運営されているから

資格がなくても遺品整理サービスはできますが、安心材料のひとつとして効果的です。

 

遺品整理の見積もりでよくある質問

遺品整理の見積もりについての、よくある質問について解説します。

 

遺品整理で見積もりをするタイミングは?

結論、決まりはありません。

以下のようなタイミングを目安に、遺品整理をはじめる前に見積もりを取りましょう。

・葬儀後すぐ

・諸手続きが終わった後

・四十九日を迎えた後

・相続税の発生前

・親族が集まるタイミング

遺品整理をいつからはじめるか?については、以下の記事でくわしく解説しています。

>> 遺品整理はいつから始めるのがベスト?遺品整理をするポイントも解説

 

そもそも遺品整理の費用は誰が負担すべき?

遺品整理にかかる手続きや料金の支払いは法定相続人が行います。遺言書によっては、法定相続人以外の人が関わるケースもありますのでご留意ください。

想像放棄したときは遺品整理を免れますので、次順位の相続人がしなければなりません。

全員が相続放棄するケースでは、家庭裁判所で相続財産管理人を選んで遺産を引き渡す必要があります。

 

遺品整理業者へ「心付け」を渡す必要はありますか?

心付けとは謝礼やチップのことを指しますが、古い習慣であり、今日では不要です。

業者側でも辞退するところも多いですので、無理に準備する必要はありません。

 

遺品整理まで時間がないので、手っ取り早く見積もりを取る方法はありませんか?

あまり時間が取れない方は、「一括見積もりサービス」を活用しましょう。

必要な情報を伝えるだけで、あなたに合った遺品整理業者を紹介してもらえるからです。

たとえば、私たちオモイデでは無料相談を通じて、お住まいの近くの優良業者ベスト5の見積もりをすぐにお届けしています。厳選された優良業者のみ掲載しておりますので、安心してお使いいただけます。

電話一本でご自身にあった業者を選んでもらえますので、効率的に業者を探したい方におすすめの方法です。

 

遺品整理は見積もりが肝心!依頼する側も目を光らせておこう

今回は遺品整理で見積もりを取るときのコツについて解説しました。

この記事をまとめると、

・遺品整理の見積もりで失敗しないためには以下の5つのコツを実践し、まずは見積もりに対する理解を深めつつ業者を知ることが大切

 ①2種類の見積もり方法を使い分ける

 ②費用の相場を知る

 ③料金の内訳を確認する

 ④スタッフの対応を観察する

 ⑤価格だけで判断しない

・提示された見積もりは以下の5つのポイントを踏まえて、トラブルを防止する姿勢が肝心

 ・責任者の印鑑があるか

 ・勧誘がしつこくないか

 ・追加料金の説明があるか

 ・書面を残そうとする意思があるか

 ・残すべき遺品の目線合わせがあるか

・見積もりの費用を安くするには、以下の3つのテクニックを用いて自分でできることはしておく

 ・相見積もりをとる

 ・処分量を減らす

 ・買取サービスやフリマアプリを使う

見積もりで失敗しないためには時間と手間をかけてでも、しっかり事前にリサーチすることが大切です。悪徳業者を避けることにもつながります。

リサーチする時間も手間もかけられない方や、自分たちだけでは不安と感じる方は、私たちオモイデにご相談ください。厳選された優良な遺品整理業者の中から、お近くのベスト5社のお見積もりを無料で提供いたします。