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【2分でわかる】遺品整理で出るゴミを処分する3つの方法(もう迷わない)

2024.11.29

  • 遺品整理で出たゴミはどうやって処分したらいいの?
  • どんな種類のゴミでも自治体で処分してもらえるの?
  • 効率的にゴミを処分できる方法が知りたい!

こんな悩みにお答えします。

遺品整理で出るゴミは量が多ければ多いほど、途方に暮れたくなる気持ちはよくわかります。

「たくさんのゴミを集積場に放置しても大丈夫かな?近隣の迷惑にならないかな…」と不安になる方も多いでしょう。

結論、家庭から出るゴミは一般廃棄物として自治体で処分してもらえます。しかし、大量にゴミがあるほど業者に任せる方が、近隣に迷惑をかけずに効率的にゴミを処分できます。

  • この記事では以下の内容をお伝えします。
  • 遺品整理で出るゴミを処分する3つの方法
  • 自治体では処分できないゴミ4品目
  • ゴミとして処分してはいけないもの
  • ゴミ処分は遺品整理業者に依頼すべき5つの理由
  • 遺品整理業者を選ぶ5つのコツ
  • 遺品整理業者にゴミ処分を依頼する前にしておくべきこと
  • 遺品のゴミ処分でよくある質問

最後まで読めば、ゴミをスムーズに処分するための費用対効果が高い選択肢がわかります。

これからゴミ処分をする方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

【2分でわかる】遺品整理で出るゴミを処分する3つの方法

遺品整理で出るような家庭ゴミは、『一般廃棄物』として以下の3つの方法で処分しましょう。

  • 方法①:ゴミ収集の日に出す
  • 方法②:ゴミ処理施設に持ち込む
  • 方法③:業者に処分してもらう

なぜなら、下図のように事業活動に伴って出される20種類のゴミは『産業廃棄物』として定義される一方で、それ以外の家庭から出るゴミは『一般廃棄物』として定義されているからです。

引用:環境省『ごみの話』

取るべき処分方法はゴミの量や種類によって異なりますので、それぞれ順番にみていきましょう。

 

方法①:ゴミ収集の日に出す

自治体が指定する集積場にゴミを出して収集してもらう方法です。

最も一般的な方法で、以下のようなケースでおすすめです。

  • 費用をかけたくない
  • ゴミの量が少ない
  • ゴミを分別して、自治体のスケジュールどおりに出せる

ゴミをきちんと分別したうえで、週2回程度の自治体の回収スケジュールどおりにゴミを出しておけば、費用をかけずにゴミを処分できます。

とはいえ、大量のゴミを集積場に出して近隣住民に迷惑がかかる場合は、複数回に分けてゴミ出しをするなどの工夫が必要になるでしょう。

なお、ソファやテーブルなどの粗大ゴミは1点あたり1,000円~3,000円程度で処分できます。自治体によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

 

方法②:ゴミ処理施設に持ち込む

ゴミを自治体の処理施設に持ち込んで処分してもらう方法です。

以下のようなケースでおすすめです。

  • 一度に大量のゴミがある
  • 集積場に大量のゴミを出すと近隣に迷惑がかかる
  • ゴミ収集のスケジュール以外の日程で処分したい

処理施設へは自家用車や軽トラックで運ぶのみ。家庭ゴミは1kgあたり1030円で処分できますが、自治体によって異なるため確認しておきましょう。

方法①と同じく、ソファやテーブルなどの粗大ゴミは1点あたり1,000円~3,000円程度で処分できます。粗大ゴミを計量して料金算出する自治体では家庭ゴミと同じくらいの費用で処分できることも。

自治体によってゴミ処理施設への持ち込みに対応していない場合もあるため、事前に自治体のホームページで確認しておきましょう。

 

方法③:業者に処分してもらう

自治体から許可を得た『一般廃棄物収集運搬業許可業者』や『遺品整理業者』に処分してもらう方法です。

以下のように、大量のゴミを負担なく時短で処分したいケースでおすすめです。

  • 大量のゴミがある
  • 自分たちでだけではゴミの分別・処分ができない
  • 仕事や家事などで忙しく、ゴミの処分に時間を割けない

なお、業者に支払う料金はゴミの種類や量、部屋の間取りによって異なります。

民間の業者に依頼するため料金はかかりますが、ゴミの分別から運搬まで処分にかかるすべての工程を任せられるため、負担なく時間をかけずに処分できるメリットがあります。

 

【事前に知っておきたい】自治体では処分できないゴミ4品目

自治体で処分できないゴミがあるって、あなたはご存知でしょうか?

実は、自治体では以下の4品目を処分できません。

  • リサイクル家電
  • パソコン・ディスプレイ
  • 危険物・処理困難物
  • 事業系ゴミ

集積場に出しても回収されませんし、処理施設へ持ち込んでもそのまま持ち帰ることになります。

順番に解説しますので、ゴミ出ししないように事前に確認しておきましょう。

 

リサイクル家電

リサイクル家電とは、以下の4品目です。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・乾燥機

リサイクル料金を負担のうえ処分することが家電リサイクル法で決められています。対象になるのは家庭用機器であり、業務用機器は産業廃棄物として処分しなければなりません。

リサイクル料金は下表を参考にしてください。

品目

リサイクル料金(税込)

エアコン

990円〜9,900円

ブラウン管式テレビ(小)

1,320円〜3,100円

ブラウン管式テレビ(大)

2,420円〜3,700円

液晶・プラズマ式テレビ(小)

1,870円〜3,352円

液晶・プラズマ式テレビ(大)

2,970円〜3,700円

冷蔵庫・冷凍庫(小)

3,740円〜5,599円

冷蔵庫・冷凍庫(大)

4,730円〜6,149円

洗濯機・衣類乾燥機

2,530円〜3,300円

参考:家電リサイクル券センター『2024年4月版 リサイクル料金一覧表(家電リサイクル手続きの進め方)』

家電を過去に購入した店舗や買い替える店舗、お住まいの近くにある指定引取場所にて処分します。

なお、指定引取場所への持ち込み以外は、リサイクル料金に加えて収集運搬料金が別途かかります。

 

パソコン・ディスプレイ

2003年以降に出荷された「PCリサイクルマーク」が貼られた以下のようなパソコンは、メーカーに無料回収してもらって処分します。

  • デスクトップパソコン
  • ノートパソコン
  • ディスプレイ一体型パソコン

なぜなら、資源有効利用促進法でメーカーが回収してリサイクルすることが義務付けられているからです。

家電量販店や一部の自治体では、小型家電リサイクル法に基づいて回収している場合もあります。

なお、以下のようなパソコンは「パソコン3R推進協会」へ問い合わせれば処分できます。

  • 倒産したメーカーのパソコン
  • 事業撤退した海外メーカーのパソコン
  • カスタマイズした自作のパソコン

 

危険物・処理困難物

危険物・処理困難物は自治体で処分できません。

自治体の処理施設の能力では処分できなかったり、特殊な処理が必要だったりするからです。

代表的な品目は以下のとおりです。

  • ピアノ
  • 灯油
  • ガソリン・灯油
  • ペンキなどの塗料
  • バッテリー
  • 金庫
  • 車・バイク・タイヤ
  • 消化器
  • コンクリートブロック・石・土砂
  • スプリング入りマットレス

特に、スプリング入りマットレスの処分方法は自治体で大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。

 

事業系ゴミ

事業系活動に伴って出されるゴミは一般廃棄物ではないため、「家庭系ゴミ」には該当しません。

ですので、事業系ゴミは産業廃棄物として、事業者が責任を持って処分することが法律で定められています。

たとえば、家庭用のテーブルやソファだとしても、事業所などで使用している以上は粗大ゴミとして出せないため、産業廃棄物として産業廃棄物処理業者に処分してもらいます。

 

【要注意】ゴミとして処分してはいけないもの

大小さまざまな不用品やゴミを処分しているうちに、捨ててはいけない遺品をうっかり捨ててしまわないように注意しましょう。

処分する遺品やゴミが多いほど注意力が散漫になるため、捨ててしまうリスクは上がります。

ゴミとして処分してはいけないものは、下表のとおりです。

ゴミとして処分してはいけないもの

1

遺言書

5

土地・不動産などの権利関係書類

9

年金手帳

13

2

現金

6

通帳

10

仕事に関する書類

14

価値のあるもの

3

有価証券・保険証券

7

印鑑

11

レンタル品

15

故人宛の手紙や郵便物

4

ローンの明細

8

身分証明書

12

デジタル遺品

16

思い出の品

具体的には以下の方法により、対策しておきましょう。

  • 生前に話し合う
  • 遺言書を確認する
  • エンディングノートを確認する
  • 複数人で作業する
  • 段階的に整理する
  • 遺品整理士の力を借りる
  • 判断に迷うものは残す

以下の記事でもくわしく解説していますので、あわせて読んでみてください。

>>> 【完全網羅】遺品整理で『絶対に』捨ててはいけないもの16選!注意点もあわせて解説

 

ゴミ処分は遺品整理業者に依頼すべき5つの理由

ゴミを処分する3つの方法のなかでも、おすすめは遺品整理業者にゴミ処分を依頼する方法です。

理由は以下のとおりです。

  • 理由①:捨ててはいけないものを防止できるから
  • 理由②:大量のゴミを一度に処分してもらえるから
  • 理由③:好きなタイミングで処分できるから
  • 理由④:買取サービスを受けられるから
  • 理由⑤:便利なオプションが豊富にあるから

時間に余裕があるときや、複数人でゴミを処分できるとき以外は、業者への依頼も検討してみる価値ありです。

理由をそれぞれみていきましょう。

理由①:捨ててはいけないものを防止できるから

ゴミの処分をしながら、遺品整理で培った経験を活かして貴重品や重要書類を探してもらえます。

たとえば、タンスの裏に隠された封筒に入った札束を発見したというケースも。

へそくりの発見や万一に備えて隠された現金を捨てずに済んだケースは少なくありません。

 

理由②:大量のゴミを一度に処分してもらえるから

家庭ゴミだけでなく、粗大ゴミもまとめて処分してもらえます。

また、自治体では処分できない、以下のようなゴミの処分もすべて任せられます。

  • リサイクル家電
  • パソコン・ディスプレイ
  • 危険物・処理困難物
  • 事業系ゴミ

あらゆるゴミの分別・処分を任せられ、ゴミの量に応じて用意した車両でゴミを運搬してくれるので、負担なく時短でゴミを処分できます。

 

理由③:好きなタイミングで処分できるから

業者のスケジュールさえ空いていれば、自分の好きなタイミングでゴミを処分してもらえます。

即日対応する業者も多いため、自治体のゴミ収集のスケジュールや、ゴミ処理施設の営業日や受付時間に関係なくスムーズにゴミを処分できるメリットがあります。

特に、賃貸物件で退去日が迫っているケースなど、期限内にゴミの処分を済ませる必要があるときは、とても利便性の高い方法と言えるでしょう。

 

理由④:買取サービスを受けられるから

ゴミと一括りに言っても、なかには価値のあるゴミもあります。

つまり、不用品として買取してもらえると、売ったお金と業者に支払う料金を相殺できるため、お得にゴミを処分できます。

ゴミを処分しながら価値のある不用品を探し出してもらえるため、なるべく損することなくゴミを処分できるメリットがあります。

 

理由⑤:便利なオプションが豊富にあるから

ゴミの処分だけでなく、以下のようにさまざまな行き届いたサービスが受けられます。

  • 遺品の片付け・清掃
  • 遺品の供養
  • 特殊清掃
  • 不動産の仲介・買取
  • 相続の相談

多少の費用はかかりますが、自力ですることに比べると負担なく時短で、ゴミの処分や遺品整理をスムーズに進められます。

遺族の気持ちに配慮したサービスを受けられるのも大きな魅力です。

状況によってかかる費用はさまざまですが、遺品整理でかかる費用の相場は以下の記事でくわしく解説していますので、あわせて確認してみてください。

>>> 【保存版】遺品整理でかかる費用まとめ【お金の不安を解決します】

 

 

【失敗しない】遺品整理業者を選ぶ5つのコツ

ゴミの量が多いほど、時間や労力をかけられないほど、遺品整理業者は間違いなくあなたにとって最高のサービスになるでしょう。

とはいえ、以下のように感じる方もいるかと思います。

  • 「遺品整理業者って怪しい
  • 「騙されないか不安」
  • 「いい噂を聞かない」

事実、遺品整理業者には悪徳業者が潜んでいます。

しかし、業者選びのコツさえ知っていれば限りなくリスクを排除できますので、失敗しないためには以下の5つのコツをしっかり押さえておきましょう。

  • コツ①:許可証の有無を確認する
  • コツ②:不用品回収業者には依頼しない
  • コツ③:遺品整理士がいる業者を選ぶ
  • コツ④:複数の業者に相見積もりをとる
  • ・コツ⑤:口コミと実績を確認する

 

コツ①:許可証の有無を確認する

 

一般廃棄物収集運搬業許可の確認

どんな業者に依頼する場合も、必ず『一般廃棄物収集運搬業許可』があるかを確認しましょう。

もしくは、『一般廃棄物収集運搬業許可』を持っている業者と提携しているかを必ず確認してください。

なぜなら、家庭から出るゴミを回収するには許可が必要であり、無許可の業者に依頼すると不法投棄されるリスクがあるからです。

インターネットで「〇〇市 一般廃棄物収集運搬業許可業者」で検索するとかんたんに把握できますので、事前に調べておきましょう。

 

古物商許可証の確認

業者が買取サービスをしている場合は、『古物商許可証』があるかを確認しておきましょう。

古物商許可証は中古品を売買・レンタル・交換する場合に必要になります。

許可のない業者を利用するとトラブルに巻き込まれかねないため、事前に業者のホームページなどで調べておきましょう。

 

コツ②:不用品回収業者には依頼しない

不用品回収業者ではなく、遺品整理業者に依頼しましょう。

以下のような懸念点があるからです。

  • 遺品整理についての知識が乏しい
  • 遺品の扱いが雑になる
  • 遺族への配慮に欠けている

たとえば、「残す遺品をゴミとして処分された!」というトラブルも起こっています。

遺品を大切に扱い、遺族に寄り添ったサービスを受けるためにも、遺品整理業者への依頼をおすすめします。

 

コツ③:遺品整理士がいる業者を選ぶ

遺品整理士とは、遺品整理士認定協会が発行する民間資格です。

遺品整理を業者に依頼するときは、遺品整理士がいる業者がおすすめです。

理由は以下のとおりです。

  • 正しいゴミの処分方法について熟知しているから
  • 遺品整理の心構えや遺品の扱い方、遺族への配慮などをきちんと学んでいるから
  • 遺品整理士になるには費用がかかり、ふさわしいと判断された方のみ取得できるから
  • 信頼を損ねる行為をすると資格を剥奪されるなど、厳格に運営されているから
  • 遺品整理士認定協会は業界の悪い風潮を断ち切り、健全化をはかる目的で運営されているから

業者を使うからには安心して作業を任せたいですよね。

依頼するときはホームページなどを確認し、遺品整理士がいるかを確認しておきましょう。

 

コツ④:複数の業者から現地見積もりをとる

どんなに早くゴミを処分したくても、必ず相見積もりをとりましょう。また、現地見積もりも依頼し、実際に作業する現場を見てから作成してもらいましょう。

ゴミ処分の費用相場がわかれば騙されたり失敗したりするリスクを回避でき、現地見積もりを取れば作業前後の金額のズレをなるべく解消できるからです。

「ゴミを早く片付けたい!」と急いで依頼すると、相場よりも高い費用を支払ってしまったというのはよくある話。

まさに「急がば回れ」です。

現地見積もりに対応する業者から、複数の相見積もりをとって選ぶようにしましょう。

 

コツ⑤:口コミと実績を確認する

お客様からの口コミや作業実績を必ず確認しておきましょう。

客観的な事実があればあるほど、安心して依頼できるからです。

具体的には、業者のホームページだけでなくGoogle上の口コミなども隅々まで確認し、多角的に業者の実績やお客様からの声を集めてみましょう。

「とはいえ、ただでさえ時間や手間をかけたくないのに、何社も比較検討するのは到底ムリ!」と感じる方もいるでしょう。

効率よく業者を比較しつつ優良業者を探すなら、私たちオモイデもご活用ください。

次のような細かいニーズをヒアリングのうえ、お近くの優良業者ベスト5のお見積もりをすぐにお届けします。

  • 「遺品整理士がいる業者に頼みたい!」
  • 「予算は〇〇円くらいが希望」
  • 「いますぐゴミを処分してほしい!」

年中無休で相談は無料です。お気軽にご相談くださいね。

 

遺品整理業者にゴミ処分を依頼する前にしておくべきこと

遺品整理業者にゴミの処分を依頼する前にすべきことは、次の5つです。

  • ①必要なもの・不必要なものを分けておく
  • ②貴重品や重要書類を探しておく
  • ③レンタル品とサブスク契約は返却・解約しておく
  • ④備え付け家具や備品を把握しておく
  • ⑤電気・水道を使えるようにしておく

これらをしておくと、ゴミ処分や遺品整理をスムーズに進めるだけでなく、あらゆるトラブルも回避できます。

ひとつずつ解説していきます。

 

必要なもの・不必要なものを分けておく

できる範囲でゴミや遺品を仕分けておきましょう。

残すものと捨てるものが明確になればなるほど、遺品整理業者の作業もスムーズに進められます。

当日に「あれも残す」「これも残す」となれば、ゴミや遺品が片付かないどころか作業が予定通り終わらずに追加料金がかかってしまうおそれも。

迷うものは保留にしつつ、ある程度は必要・不必要の判断はつけておきましょう。

 

貴重品や重要書類を探しておく

下表のような貴重品や重要書類は、あらかじめ探しておきましょう。

貴重品・重要書類

遺言書やエンディングノート
現金
通帳
カード類 キャッシュカード、クレジットカード
ローンの明細 住宅ローン、カーローン
有価証券 株式、債券、小切手、手形など
権利関係書類 土地、不動産
契約書類 保険契約など
資産価値のあるもの 宝飾品、美術品、骨董品、切手、コインなど
金庫と金庫の鍵
身分証明書 運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、年金手帳など
印鑑登録した実印
公共料金などの請求書 電気、ガス、水道

遺品整理業者はプロといえども、人がおこなう作業に変わりはありません。

捨てられてしまうトラブルを回避するためにも、事前に大切な遺品は探しておきましょう。

 

レンタル品とサブスク契約は返却・解約しておく

故人が生前に借りていたDVDCDなどのレンタル品は返却し、動画配信や食料の定期便などのサブスクリプション契約は解約しておきましょう。

レンタル料金や月額利用料金、延滞料金がかかり続けてしまうからです。

特に故人のサブスクリプション契約は把握しにくいため、以下の方法で探しみてください。

  • 遺言書・エンディングノートを確認する
  • クレジットカードの明細を確認する
  • 通帳の履歴を確認する
  • スマホやパソコンのメールを確認する

解約方法はサブスクリプション契約によって異なります。ホームページやメールから確認のうえ、すみやかに解約しておきましょう。

 

備え付け家具や備品を把握しておく

賃貸している物件の場合、家具などが備え付けのケースがあります。

誤って処分してしまうと、損害賠償しなければなりません。

判断に迷うものは安易に手をつけず、きちんと不動産会社や大家さんに聞いてから処分しましょう。

 

電気・水道を使えるようにしておく

単にゴミの処分を依頼するだけではない場合、電気・水道は使えるようにしておきましょう。

遺品の量が多いほど作業時間はかかるため、日没の早い冬の作業では電気が必要になることもあるからです。

また、遺品整理には清掃サービスが含まれていることが一般的ですので、作業後は清掃するのに水が必要になります。

遺品整理業者がスムーズに作業できるように、電気や水道は止めないようにしておきましょう。

 

遺品のゴミ処分でよくある質問

遺品整理で出たゴミの処分について、よくある質問をご紹介します。

やみくもに作業を進めて後悔しないためにも、あらかじめ疑問を解消しておきましょう。

相続放棄する家のゴミは処分してもいいでしょうか?

明らかにゴミと判断できるものは、処分しても問題ありません。

なぜなら、明らかなゴミは手をつけても『単純承認』とみなされず、相続放棄に影響を与えないからです。

むしろ不衛生な状態を避け、近隣への迷惑も防止できるため、以下のようなゴミは処分しておきましょう。

  • 冷蔵庫や冷凍庫の中の食べ物
  • 生ゴミ
  • 空き缶や空き瓶、ペットボトル
  • 庭の雑草
  • 放置されたガラクタ類

ただし、金銭的価値があるものを処分すると『単純承認』とみなされ、相続放棄できなくなる可能性があるのでご注意ください。

 

遺品の処分は故人に申し訳なく感じますが、どうしたらいいですか?

遺言書やエンディングノートがあれば、その指示に従いましょう。なければ、故人が何を望んでいたかを考えてみましょう。

あなたが処分しなかった遺品は、いつか誰かが処分しなければなりません。あなたの子どもや孫かもしれませんし、兄弟姉妹かもしれません。

しかし、ゴミや遺品の処分で頭を悩ませる姿を望む故人はいないでしょう。むしろ、ゴミの処分や遺品整理とは関係なく、あなたらしい生活を送る姿を望んでいるのではないでしょうか。

ですから、手が止まってしまったときは、故人ならどんな気持ちになるだろうかと考えてみるのも有効な手段です。

 

遺品を捨てると運気が下がりますか?気になります

 

風水やスピリチュアルの考え方

風水やスピリチュアルでは、基本的に遺品は処分したほうがいいと考えられています。

遺品の持つ『陰』の気によって、運気を下げると考えられているからです。

運気を下げないために、以下のようなものは処分しても問題ありません。

  • 見るとネガティブな気持ちになるもの
  • 悪い影響があると感じるもの
  • 縁起が悪いもの

一方、故人が大切にしていた以下のようなものは、『陽』の気が宿るので手元に残しておきましょう。

  • 見るとポジティブな気持ちになるもの
  • 故人への感謝の気持ちが湧くもの
  • 故人の愛用品

 

日本古来の考え方

日本古来の考えとしては、『万物に魂が宿る』という宗教観があります。

魂が宿った遺品は使い続けることで、故人を偲び、故人の思いを引き継ぐと考えられてきました。

そういった考え方に基づく『形見分け』は魂を継承しつつ、遺品を引き継ぐ行為といえます。

しかし、それでは遺品だらけでゴミの処分は進まなくなるため、処分できるゴミや遺品はお焚き上げなどの遺品供養を行なって、感謝の気持ちを伝えつつ処分しましょう。

 

遺品やゴミを処分するときに、お清めの塩は必要でしょうか?

お清めの塩は必須ではありません。

しかし、処分するときに「怖さ」や「罰当たり」を感じる場合は塩を使って清めておきましょう。

塩を使って自宅で遺品供養するときは、以下の手順を参考にしてみてください。

  • ①海水100%で作られた塩を用意する
  • ②白い紙もしくは布の上に遺品を乗せる
  • ③遺品に手を合わせて故人を偲ぶ
  • ④お清めの塩を振りかける
  • ⑤【お焚き上げする場合)】耐熱皿などに乗せて焼却する
  • ⑤【お焚き上げしない場合】敷いた紙もしくは布に包んで袋に入れ、一般ゴミとして処分する。

一般ゴミとして処分する場合は、他の一般ゴミの袋とは分けて処分しましょう。

なお、自分で遺品供養する以外の方法には、お寺や神社、遺品整理業者に遺品供養を依頼する方法があります。

以下の記事では、お焚き上げについてくわしく解説していますので参考にしてみてください。

>>> 【遺品を供養したい方必見】お焚き上げとは?5つの目的・効果や費用を徹底解説!

 

まとめ【遺品整理で出た大量のゴミ処分は遺品整理業者がおすすめ!】

今回は遺品整理で出たゴミの処分方法について解説しました。

遺品整理で出るゴミは、家庭から出るゴミとして一般廃棄物に分類されますので、以下の3つの方法で処分しましょう。

  • 方法①:ゴミ収集の日に出す
  • 方法②:ゴミ処理施設に持ち込む
  • 方法③:業者に処分してもらう

また、大量のゴミをまとめて処分したい場合や、ゴミの仕分けや遺品整理も依頼したい場合は、遺品整理業者への依頼がおすすめです。

費用はかかりますが、時間をかけずに負担なく、好きなタイミングで効率的にゴミを処分できますよ。

遺品整理業者に依頼するなら、お近くの優良業者ベスト5のお見積もりをすぐに提案できるオモイデへお任せください。