遺品整理業者の作業内容

遺品整理士とは

民間資格である遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会により認定された遺品整理の専門家で、遺品整理の取扱手順や遺品整理にかかわる法規制などの知識を正しく身につけております。
不要な遺品や思い入れがある遺品を適切に処分する為に、遺品整理の基礎知識や規律を把握している遺品整理士が必要とされております。
また、回収した遺品は、行政及び関連機関との提携で供養やリサイクルで対応いたします。

遺品査定士とは

遺品査定士とは、遺品の査定や買取に特化した専門家です。遺品整理の需要が高まるなかで、遺品の査定や買取をしてほしいという依頼も増えており、これに対応できる専門知識を持つのが遺品査定士なのです。
遺品査定士は、「遺品整理士認定協会」によって2014年から開始された日本初の遺品査定に関する資格です。
遺品査定士が仲介することで、遺族はたくさんの買取業者に遺品を持ち込んで査定してもらう手間を省けます。

遺品査定士と遺品整理士の違い

遺品整理士

遺品の整理と不用品の処分に関するプロ

遺品査定士

遺品の査定と買取に関するプロ

不良品回収業者との違い

01.

処分する物

遺品整理と不用品回収では、物品の扱い方が異なります。遺品整理は故人が残したものを「遺品」として取り扱います。故人が生前に所有していた大切な持ち物を整理して、不要と判断したものを処分いたします。
一方で不用品回収は、回収するものを「処分品」として扱います。遺品を含む家の中にある不要な家具・家電、ゴミなどを回収して処分いたします。

02.

処分方法

ゴミを分類して処分する不用品とは違い、遺品の中にはゴミとして処分できないものがございます。たとえば、仏壇や位牌など供養が必要なものは、自治体処分や不用品回収業者ではなく、遺品整理業者に依頼します。お焚き上げなどの供養が必要になるため、そのまま処分しないようご注意ください。

03.

遺品の相続

不用品回収に相続は関係ありませんが、遺品整理の場合は相続人が大きく関わります。基本的に、遺品整理を行って処分するかどうかは相続人が決定いたします。遺言書が残っている場合は、その内容どおりに進める必要がございます。また、相続人が複数いる場合は、1人の権限で勝手に遺品整理を行うことはできません。一方、相続とまったく関係がないのが不用品回収です。不用品回収は誰かに許可を求めたり、相続人同士で集まったりする必要はなく、所有者の意思によって自由に処分できます。

04.

分割協議

分割協議とは、相続人同士で形見分けをしたり誰が何を受け取るのかを決める話し合います。この分割協議できちんと話し合いをしなければ、後に親族トラブルに発展する恐れがございます。何を処分し何を残すのか、相続人同士が納得できるように話し合い、未然にトラブルを防ぐための心がけが大切です。